集団感染
2016年09月28日
レーシック激減/集団感染
レーシック手術の件数が、ピークだった2008年の45万件から2014年には5万件にまで激減したそうです
米国や韓国など海外では広く普及して、国内のスポーツ選手らが手術を受けた事で日本でも一気に広まりましたが、患者の角膜炎集団感染などが影響したとみられています
レーシックはレーザーで角膜を削って屈折を矯正し視力を回復させる手術で、15分ほどで終わるそうです。有効性・安全性を支持する研究論文は7千本以上あり、手術をした患者の95・4%が結果に満足したというデータもあります。
レーシック手術の症例数は2000年の2万件から徐々に増えて、2008年は45万件に達しました。ですが、2009年は29万件と減少に転じて、2012年は20万件、2014年には5万件まで減った様です。
原因の一つとみられているのが、2009年に東京都内の眼科病院で発覚した集団感染事件です
十分な滅菌処理をしていない医療器具を使ってレーシック手術をした為に、患者が相次いで角膜炎などを発症。元院長は業務上過失傷害罪で禁錮2年の実刑判決を受けました
消費者庁が2013年、レーシック経験者600人(20〜60歳代、複数回答)を調査した結果、「光がギラギラしてにじむ」(16・5%)「ドライアイが半年以上続く」(13・8%)などの不具合があったと発表した事も、減少に拍車を掛けたとみられています。
保険適用がなく、片目で10数万から30万円程かかる高い手術費に加え、眼鏡ブームや、コンタクトレンズの性能が格段に良くなった事も減少の一因とみる関係者もいます。
日本眼科学会などが示すガイドラインに沿って適切に施術し、術後もしっかりケアすれば本当に安全な手術らしいのですが
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