若者らの自殺防止対策として厚生労働省が実施している交流サイト（SNS）での相談事業の利用が、開始から3年連続で増加しているそうです

2021年度は約25万9800件に達しました

かつて主流だった電話相談よりも「気軽に使いやすい」として、メッセージが殺到しているとみられています。対応が追いつかずにパンク状態となっているようで、優先度が低いと判断された相談への返信が滞る状況のようです

「寄せられるメッセージが多すぎて、ボランティア700人態勢でも全く対応しきれていない」。

オンラインのチャットで無料相談を24時間受け付けるNPO法人「あなたのいばしょ」（東京）の理事長はため息をついてみえるようです。このNPO法人は、2021年度から厚生労働省の補助を受けて、相談に当たってみえるそうです。

寄せられるメッセージは1日500件以上で、利用者の8割が29歳以下のようです。

「家庭や学校に居場所がなく、消えたい」「生活苦で将来が不安」など、孤独や経済的困窮に苦しむ声が大半のようです。

SNSを活用した相談は2018年3月、厚生労働省が民間団体に事業費を補助する形で始めたそうです。神奈川県座間市で2017年、SNSで自殺をほのめかすなどした9人が殺害された事件を受けた対策です。

利用件数は2018年度が延べ計約2万2700件でしたが、4年間で10倍以上に増えたようです厚生労働省自殺対策推進室は「10〜20代はSNSのやりとりへの心理的ハードルは低く、利用が増えている」と語られてみえます。

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