姦通罪
2022年01月14日
韓国/不倫ドラマが過激
韓国ドラマを見るきっかけは、コロナ禍に日本でヒットした「愛の不時着」でした
1月7日から、韓国映画「ユンヒへ」が日本で公開されています
監督がロケ地に選んだのは、北海道の小樽でした。岩井俊二監督の映画「Love Letter」(1995年)にインスパイアされたからのようです。
「冬ソナ」当時からの韓流ファンには、うなずける話でしょうね
2003年に「冬ソナ」が日本に韓流旋風を巻き起こして以来、多くの日本人女性が韓国ドラマで描かれる『純愛』や美しい景色に心を奪われました
ところが、その少し前の1990年代末の韓国では、岩井俊二監督の「Love Letter」が人気でした。当時は多くの韓国人が、劇中で主人公の中山美穂が叫ぶ「オゲンキデスカ? ワタシハゲンキデス」というセリフを覚えたものです
日本での「冬ソナ」ブームはその数年後で、あれから20年近くが過ぎて、韓国のエンタメ作品は大きく変わっているそうです。
映画「ユンヒへ」で描かれる『愛の形』は、2000年代初期の韓国社会では到底受け入れられないものです。当時は今ほど性的マイノリティーやジェンダーの平等に寛容ではなく、ユンヒのようなバツイチ女性に対しても、まるで罪人のような風当たりの強さでした。女性の地位向上や生き方が変化を見せたのは、フェミニズムが盛り上がりを見せたこの10年程の様です。
「ユンヒヘ」の主演女優キム・ヒエは、韓国で絶大な人気を誇っています
20年に放送されたドラマ「夫婦の世界」で不倫した夫に復讐する妻を熱演され、同作は「愛の不時着」を超える人気ぶりとなりました
韓国で姦通罪が廃止されたのはわずか7年前の事です。今も不倫は許されるものではなく、嫌悪されています。にもかかわらず、疑似恋愛できる『不倫ドラマ』となると話は違います。過去には「不倫を美化している」と視聴者から苦情が殺到したドラマもあったようですが、一方では共感されて、シンドロームを巻き起こしていました。
姦通罪が廃止された今、不倫ドラマはますます過激になりました
中には殺人事件に発展している作品もありますよ
良くも悪くも時代は変わりました美しい雪景色を背景に描かれる普通の『純愛』では、視聴者も満足出来なくなっているのですかね
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