この事件は、一方的な片想いから想いを募らせて、過剰なLINEを送り続け、ストーカー行為が発展し殺人に至る、という凄惨な事件でした

被害者には一切の非は無くて、非常に心優しい女性だったとの事です。夢を抱いて、学業に邁進していた女性の夢や未来を、残忍な方法で閉ざした非常に身勝手な事件でもありました

事件の概要

被害者女性Aは大学に進学して、同級生であったBに片想いをされます。BはAに対してLINEを教えて欲しいと執拗に願い、何と約3ヶ月も乞い続けたのでした。
そこで心優しいAはついに折れてしまい、LINEを教えてしまいました。

その日以降、AはBからLINEで何度も遊びに誘われたり、過去の恋愛についてなど個人的な事を何度も質問されたり、返事もしていないにも関わらず大量のLINEを送られてきました。
その内にAがBに対して返信をしていない事に対して、Bは「返信が遅い」とAに対して怒りを交えながら催促をするようになりなりました。

アルバイト先の友人にも相談をしていたそうですが、「逆上されそうでLINEをブロックする事が怖い」とAは言っていたそうです。
また、並行してAの携帯にいたずら電話などがかかるようになってきました。AはBがやった証拠がないとの事で、警察に対してもBの名前を出さなかったそうですが、実際はAの携帯番号を部室へ侵入して違法に入手した事が事実でした。

引き続きBからは執拗にLINEが届いており、ついにAはBに対して拒絶の意思を示した上でLINEをブロックしました。

この事がきっかけで、BはAに対して殺意を固めたとの事でした
ですが、実際はLINEをブロックされる2ヶ月ほど前から包丁などを購入して、殺害の用意をしていたようです。

LINEをブロックされた数日後、ついにBはAがアルバイトから帰宅したタイミングを見計らって、Aを殺害するに至りました
鶏肉を解体する為の業務用の包丁で、合計49箇所もの刺し傷を負わせたという非常に残忍で強い殺意を持っていた事が分かる犯行でした。

終わりに

人に対して優しくあると言う事はとても大切な事ですが、世の中には自分の常識を超える思考をしている人は存在しています。
優しく諭しても、話が通じない事は往々にしてあります。そういった時には、毅然とした態度で相手との関係を断ち切る事が重要となります。
自衛をする為に、周りの信用できる友人や専門家の力を借りて、危険な人とは関係や接点を取らないように気を付けましょう


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