ドル110円割れ
2016年04月08日
ドル110円割れ
米ドルの対円相場は昨年6月に一時126円に接近しました
しかし、その後は軟調が続いています。
今年に入って120円を大きく下回り、109円近辺で推移しています(4月7日現在)。
ドル安円高の背景にはいくつかの要因があります。
3月中旬に米FOMC(連邦公開市場委員会)が金融政策の現状維持を決定した後、これに参加した複数の地区連銀総裁が利上げに前向きな姿勢をみせました。しかし、イエレンFRB議長が改めて利上げに慎重な姿勢を強調した事で、市場の利上げ観測が大きく後退したのです。
そして、日銀の2%物価目標の達成が危ぶまれる中で、追加緩和観測は根強くあるものの、1月のマイナス金利導入後に円高が進行した事で、日銀の金融緩和=円安とのストーリーが書きづらくなりました。
また、2月中旬から反発していた原油価格が再び軟調に転じた事で、世界経済に対する懸念から、投資家のリスク回避的な動きが強まりました。これも円高要因です。
ドル円の110円割れは結構大きな意味を持っています。
ドル円が110円を割り込んだのは、2014年10月31日以来の事です。ハロウィーンのその日、日銀は量的質的緩和第2弾、別名、黒田総裁の「バズーカ2」に踏み切りました。換言すると、為替相場に限っていえば、バズーカ2の効果は足元で完全に消滅した事を意味します
それに関連して、バズーカ2によってドル円は1990年以降の下降トレンド(図の赤線)を上放れしました。バズーカ2が長期円高トレンドを反転させたとまでは言えませんが、バズーカ2は少なくとも長期円高トレンドの反転を援護射撃したかもしれません。
ドル円が更に下落して、上述した長期円高のトレンドラインが通る105円近辺を明確に下回るようであれば、長期円高トレンドの反転自体が「だまし」だったという事にもなりかねません。
2013年4月に日銀が初めて行った量的質的緩和、すなわち「バズーカ1」を受けて、ドル円は1971年のニクソンショックや1973年の変動相場制移行に続いていた超長期円高トレンドを上放れしました。
ドル円相場はいよいよ正念場かもしれません
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