大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で北条義時役を務める小栗旬さんと、息子・泰時役の坂口健太郎さんが11月3日、今後のドラマで描かれる「承久の乱」（1221年）ゆかりの地である愛知県一宮市で開かれたトークイベントに出演されました
1500人の募集定員に対して、応募者は10万7174人（倍率71倍）でした
「狭き門」をくぐり抜けて、全国各地から集まった観客は、人気俳優の歴史トークや撮影の裏話などに聴き入りました

愛知県一宮市と、NHKの主催です。 「承久の乱」は、鎌倉幕府を開いた源頼朝ら源氏将軍3代が没した後、朝廷の権威を回復しようとした後鳥羽上皇が幕府の第2代執権だった北条義時を討つ為に挙兵した内乱です
鎌倉幕府の正史「吾妻鏡（あずまかがみ）」には、幕府軍が尾張国一宮・真清田神社（愛知県一宮市）の周辺に陣地を置き、軍議を開いたとの記述があり、北条泰時が参加していたとされる。 トークイベントで、小栗旬さんは「意識のどこかで武士として（撮影期間の）1年5カ月間を過ごしてきた。実生活を含め、義時として過ごした時間だった」

坂口健太郎さんは「この先、泰時がどうやって次の鎌倉を作っていくのか興味を持ちつつ、無事に役を全う出来た」と語られました。

2人は、11月2日には真清田神社を訪れたそうで、小栗旬さんは「承久の乱の成功を祈願してきた」と明かされました

「承久の乱」では、両軍が愛知県、岐阜県の両県間を流れる木曽川を挟んで戦い、幕府軍が圧勝朝廷は権威を失い、北条氏が主導権を握る執権政治が本格化しました。

11月2日に愛知県江南市の複合タワー「すいとぴあ江南」に上り、承久の乱の戦場となった木曽川を眺めたという坂口健太郎さんは「良い景色だった。ここに陣を実際に張っていたんだと教えて貰い、泰時も昔ここにいたと知れて良かった」と振り返られました。 撮影は、10月25日にクランクアップしたそうですが、ドラマは現在、「承久の乱」に向けて佳境を迎えています

今後の見所について小栗旬さんは「最後まで行くと、もう少し僕（義時）の事が嫌いになるかもしれないが、生き様を見届けて欲しい。悔い無く義時という役を最後まで届ける事が出来た」と語られました



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