2022年03月27日
小金井ストーカー殺人未遂事件
芸能活動を行っていた女性Aが、Aのファンを自称する男性Bからストーカー行為をされた上、傷害を受けた事件です。
BはAに対して一方的な好意を抱き、返事が来なかった事や相手にされなかった事に腹を立て、ライブ会場の付近でAを襲いました。
Aが刺された箇所は20箇所にも及び、一命は取り留めたものの現在でも後遺症に悩まされ、Aは辛い人生を送らざるを得ない状況になっています。
事件の概要
被害者Aは芸能活動を行っていた大学生であり、ライブ活動等を行っていました。
活動をする中で、加害者であるBに一方的に好意を寄せられるようになりました。
SNS等を通じてメッセージやコメントを寄せていたBですが、返事が来ない事に対して苛立ちを覚え、「自分が死ねばいいんだ」等と徐々にコメントも攻撃的な内容になりました。
それでも返事が来ないAに対して、一方的に送りつけたプレゼントを返却するようにとAに伝えたところ、AからBへとプレゼントが返送されました。
その事で逆上をし、殺意を抱くようになってきました。
Bに対して恐怖を覚えたAは警察へと相談をしました。
しかし、Aが恐怖を感じているようには見え無かったという理由で一般相談として処理をし、ストーカーの専門部隊へと回しませんでした。
Bは、Aに対してだけでなく他の女性に対しても嫌がらせを行った事もあり、被害を受けた女性等からは警察への相談実績があるような人物でした。
ライブ会場へ入ろうとするAを長時間待ち伏せていたBは、Aに接触をしました。
AはBを目の前に警察へ通報し、ライブ会場に入らないように諭しましたが、口論へと発展しBはついに犯行に及びます。
20数カ所も刺されたAは一時心肺停止状態にまで陥りました。
自分で犯行をしておきながらBはAのことを可哀想だと思い、救急車を呼び「早く助けてあげて」と救急隊員に声をかけたと言います。
その後、現行犯で逮捕をされたBですが捜査段階で発言していた内容から、明確な殺意を抱いていたこと、また謝罪もパフォーマンスという事がわかり残忍なBの本性が露わになりました。
Aはその後、一命を取り留めたものの体への傷は残り、現在もPTSDや男性恐怖症などに悩まされ心にも深い傷を負う事になりました。
まとめ
男女問わず、残忍な人間性をもつ人間はいます。
今回の事件のように警察の対応にも不備があった場合にはまた同じような悲しい事件が起こり得ます。
危険な人間との関係性を持たないようにすること、またSNS利用も配慮をする必要があります。
本来、誰もが自由に使えるものではありますが、自衛をする意味でもそのような配慮をするようにしていきましょう。
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