昨年９月に始まりました、マイナンバーカードに登録したキャッシュレス決済を使えばポイントが還元される政府の「マイナポイント事業」

「マイナポイント事業」で、同事業に使えるマイナンバーカードの申請が４月末に締め切られます

駆け込み効果もあって、３月は過去最多の２５４万件の申請があったそうですマイナポイント事業はカードの普及にも大きく寄与しました。ですが、令和５年３月末までに殆どの住民に普及させるとする政府目標とは、まだ大きな乖離（かいり）があります

「マイナポイント事業」は、マイナンバーカードにあらかじめキャッシュレス決済サービスを登録して、その決済サービスで買い物やチャージ（入金）をすれば、利用額の２５％、最大５千円分のポイントが付与される制度です。

消費喚起とカードの普及、キャッシュレス決済の推進を目的に始まりました
当初は、ポイントを受け取るには今年３月末までに申請されたカードが必要とし、その後、期限を今月末まで延長

しかし、カードの発行枚数がポイントの予算の上限に近づいた事から、再延長はしないようです既にカードを持っている人や、月内にカードを申請した人に対するポイント付与は、今年９月まで行うとの事です。

「マイナポイント事業」は狙い通りにカードの普及を後押しして、４月２２日時点のカード交付枚数は約３７４３万枚に達しました

昨秋以降、ＱＲコードを読み取る事で、簡単にカード申請が出来る様になった事も貢献したようですね

ですが、政府は今年３月末の交付枚数の目標を６千万〜７千万枚としていただけに、力不足の面があったことも否めません

３月から予定していたマイナンバーカードを、健康保険証として利用する仕組みの運用も、準備段階でのマイナンバーの誤入力で情報のひも付けなどに不具合が見つかったようで、本格実施は１０月に延期されました

保険証利用に続く、新たなカード取得促進策も乏しいです２年足らずで全国民にどう普及させるのか、道筋は見えていません



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