2021年01月08日
鬼滅の刃/登場人物の名字が実在
2020年の出版界・映画界の話題をさらったのが、「鬼滅の刃」です
こうした漫画では、登場人物の名字はあえて実在しなさそうなものをつける事が多いです。
しかし、「鬼滅の刃」では実在しなさそうで、実は実在するものが多いのではと話題になっていました。
なので、登場人物の名字をいくつか調べてみました
主人公の「竃門」。
これで「かまど」と読みます。
かまどは通常「竃」1字で書きますが、福岡県の大宰府市に九州の総鎮守として崇敬を集めた竃門神社があるなど、「竃門」と2字で書く事もあったと思われます。
名字としては和歌山県や兵庫県など、関西にわずかながら点在しています。
続いて「我妻」。
読み方は「あがつま」となっています。
ネット上では、珍しい、難読という声も出ていますが、実はそんな事はなくてメジャーな名字です
「我妻」は、東北南部の宮城・山形・福島の3県に集中している名字で、地域によって読み方が異なります。最も多い宮城県では、6割が「あがつま」で4割が「わがつま」と、「あがつま」の方が多いのです。
ですが、隣の山形県では99%以上が「わがつま」です。そして、福島県では半数が「あづま」と読み、4割が「わがつま」で、残りの1割が「あがつま」。ちなみに、東京では「あがつま」と「わがつま」が半数ずつです
全国を合計しますと、「わがつま」が過半数で名字ランキングでは1600位台、「あがつま」も2500位以内で、ともにメジャーな名字です
「栗花落(つゆり)」は兵庫県にある、知る人ぞ知る難読名字です
栗の花が落ちる頃に梅雨入りする事から、「栗花落」と書いてかつては「つゆいり」と読みました。今では短縮して、本家が「つゆ」、分家が「つゆり」と読みます。
「不死川(しなずがわ)」は、大阪府羽曳野市などにある稀少名字です。
僧侶が名乗ったものです。
「産屋敷(うぶやしき)」は、三重県熊野地方にある難読名字です。三重県紀宝町には地名もあります。
「鉄穴森(かなもり)」は、広島県や島根県石見地方に見られる稀少名字です。
たたら製鉄に必要な砂鉄を効率よく採取する方法として、中国地方では鉄穴(かんな)流という方法がとられていました。
鳥取県日南町に「鉄穴内(かんなうち)」という地名があるなど、「鉄穴(かんな)」のつく地名はいくつかあります。名字もそこから生まれているようです。
「甘露寺(かんろじ)」は、公家の名字です。
藤原北家勧修寺流の藤原朝頼の子為輔が甘露寺と号したのが祖で、しばらくは吉田を名乗っていましたが、南北朝時代の藤長の頃から正式に甘露寺家を家名としました。
明治時代には伯爵となるなど、公家の中でもかなり家格の高い家です。
この他、「伊黒(いぐろ)」「鉄地河原(てっちかわはら)」「天王寺(てんのうじ)」「継国(つぎくに)」なども実在しています
実在しない名字も多数登場していますが
こうした漫画では、登場人物の名字はあえて実在しなさそうなものをつける事が多いです。
しかし、「鬼滅の刃」では実在しなさそうで、実は実在するものが多いのではと話題になっていました。
なので、登場人物の名字をいくつか調べてみました
主人公の「竃門」。
これで「かまど」と読みます。
かまどは通常「竃」1字で書きますが、福岡県の大宰府市に九州の総鎮守として崇敬を集めた竃門神社があるなど、「竃門」と2字で書く事もあったと思われます。
名字としては和歌山県や兵庫県など、関西にわずかながら点在しています。
続いて「我妻」。
読み方は「あがつま」となっています。
ネット上では、珍しい、難読という声も出ていますが、実はそんな事はなくてメジャーな名字です
「我妻」は、東北南部の宮城・山形・福島の3県に集中している名字で、地域によって読み方が異なります。最も多い宮城県では、6割が「あがつま」で4割が「わがつま」と、「あがつま」の方が多いのです。
ですが、隣の山形県では99%以上が「わがつま」です。そして、福島県では半数が「あづま」と読み、4割が「わがつま」で、残りの1割が「あがつま」。ちなみに、東京では「あがつま」と「わがつま」が半数ずつです
全国を合計しますと、「わがつま」が過半数で名字ランキングでは1600位台、「あがつま」も2500位以内で、ともにメジャーな名字です
「栗花落(つゆり)」は兵庫県にある、知る人ぞ知る難読名字です
栗の花が落ちる頃に梅雨入りする事から、「栗花落」と書いてかつては「つゆいり」と読みました。今では短縮して、本家が「つゆ」、分家が「つゆり」と読みます。
「不死川(しなずがわ)」は、大阪府羽曳野市などにある稀少名字です。
僧侶が名乗ったものです。
「産屋敷(うぶやしき)」は、三重県熊野地方にある難読名字です。三重県紀宝町には地名もあります。
「鉄穴森(かなもり)」は、広島県や島根県石見地方に見られる稀少名字です。
たたら製鉄に必要な砂鉄を効率よく採取する方法として、中国地方では鉄穴(かんな)流という方法がとられていました。
鳥取県日南町に「鉄穴内(かんなうち)」という地名があるなど、「鉄穴(かんな)」のつく地名はいくつかあります。名字もそこから生まれているようです。
「甘露寺(かんろじ)」は、公家の名字です。
藤原北家勧修寺流の藤原朝頼の子為輔が甘露寺と号したのが祖で、しばらくは吉田を名乗っていましたが、南北朝時代の藤長の頃から正式に甘露寺家を家名としました。
明治時代には伯爵となるなど、公家の中でもかなり家格の高い家です。
この他、「伊黒(いぐろ)」「鉄地河原(てっちかわはら)」「天王寺(てんのうじ)」「継国(つぎくに)」なども実在しています
実在しない名字も多数登場していますが
tantei8 at 00:30│Comments(0)│