2004年のピーク時には104万ケース、1248万本が輸入されていたそうです。当時の日本の人口は1億2800万人。つまり、10人に1人、大人だけに限れば5人に1人がヌーヴォーを開けていた事になります。

輸入数量トップのサントリーワインインターナショナルは、「今年のモノを今年の内に楽しみつくす」為のボジョレーヌーヴォーパーティー「ボジョパ」の提案で、受注量は前年比9％増の8万5000ケースを見込みますが、輸入量2位のイオングループ（コルドンヴェール）の輸入量は前年比15％減、3位メルシャンも前年比17％減となる様です

大手スーパーの多くも仕入れを縮小し、昨年の2ケタ減を計画。コンビニも取り扱い品目を減らしており、過去5年で最低レベルとなる模様です。

2009年にはスーパーの目玉商品として「最安値合戦」を繰り広げたペットボトルヌーヴォーもすっかり下火となり、取り扱いを中止したチェーンも多いそうです。

街も売り場もクリスマス商戦に向けて動き出す中、「解禁日後の週末までが勝負」と流通関係者も消極的です。年中行事としてすっかり定着したかの様に見えるヌーヴォーですが、年々盛り上がりを見せるハロウィーンやバレンタインのお祭り騒ぎと比べると一抹の寂しさが漂います


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