2016年02月16日
名古屋市西区/高羽奈美子さん殺人事件
1999年11月13日午後2時ごろ、愛知県名古屋市西区稲生町にある3階建てアパートの2階の自室で、高羽奈美子さん(当時32歳)が死んでいるのをアパートに住人に柿を配っていたこのアパートの大家が発見した。発見時、高羽さんはうつぶせの状態で、口の周りから血が出ており、その横の椅子には、息子の航平くん(当時2歳)が泣かずに座っていたという。この時、玄関のドアに鍵はかかっていなかった。
高羽さんには鋭利な刃物で首などを数か所刺され、手には犯人の攻撃を防ごうとした時についたとみられる傷があった。司法解剖の結果、死因は出血死で、死亡推定時刻は13日正午から午後1時ごろとされた。凶器は見つかっていない。高羽さんは掃除の途中だったらしく、玄関先の廊下には掃除機が出しっぱなしになっており、居間はテレビがつけっぱなしのままだった。
食卓に見慣れない飲みかけの訪問販売で手に入る乳酸飲料が残されていた。この飲み物は付属しているストローが使われておらず、穴を開けて直接飲まれていた。さらに一度飲んだものの一部が玄関で吐き出されていた。この乳酸飲料は高羽さんの家では購入する習慣がなかったため、犯人が持ち込んだものとみられている。
この乳酸飲料は製造番号から販売エリアが現場から東南に20〜30キロ離れた西三河地区で売られたものであるとわかった。
事件当日、夫の悟さん(当時43歳)は朝から出勤。午前9時30分に宅配便が荷物を届けに高羽さん宅を訪れたが不在であった。午前11時10分に航平くんを連れて病院に現れ、午前11時50分ごろに自宅に戻ったとみられている。午後1時ごろ、高羽さんの家から「ドスン」という音がするのをアパートのほかの住人が聞いている。
犯人は格闘したときに自らも傷を負っているとみられ、洗面所で血を洗い流したり、止血しようとしたりした跡があった。その後は殺害後に玄関にしばらくたたずんでいたともみられ、乳酸飲料が吐き出された脇には、犯人のものとみられるB型の血痕とサイズが24センチの韓国製ウォーキングシューズの足跡があった。血液のDNA型鑑定から犯人は女であることもわかった。
犯人の血痕はアパートから周辺の路地をジグザクに縫うように巡り、現場から30メートル離れた公園脇の階段まで続いていた。公園内をうろついたような形跡があるが、ここで血痕も足取りも途絶えている。公園脇は車を停めておいても目立たない場所で、誰かが車で迎えにきたか、あらかじめ車を停めておいて逃走したとみられている。
高羽奈美子さん(当時32歳)
高羽奈美子さん(当時32)が、首などを刃物で刺され殺害されました。
夫・悟さんは、事件後、当時まだ2歳だった息子と転居しましたが、今も部屋は借り続け、犯行現場を保存。
時系列以下、愛知県警捜査一課・西警察署による捜査により判明し、新聞により報道された事件の流れを時系列で記す。全て11月13日の出来事である。
●午前9時頃 - 被害者の夫が出勤。
午前中(詳しい時刻は不明) - 近所の住民によると、被害者宅で人が争うような大きな物音を聞いたという。
●午前11時頃 - 長男とともに近所の病院に出かけていた。
●正午頃まで - アパート北側に附属する駐車場において、住民が車の手入れをしていた。この住民によれば、不審者の姿は見ていないという。
●正午から午後1時までの間 - 捜査本部では前後の出来事からこの時間を犯行時刻とみている。
●正午から午後1時までの間 - 車を手入れしていた住民とは違う住民が、被害者宅でタンスを動かすような大きな音がした直後、階段を駆け下りる音を聞いたという。
●午後0時半から午後2時頃 - この間に友人が3回被害者宅に電話を掛けていたが、いずれも応答がなかったという。
●午後2時頃 - 大家が家で採れた柿を届けようと被害者の部屋を訪れたが、応答がなく、また無施錠であったため、部屋の中に入った。すると、首から血を流して倒れている被害者を見つけたため、119番通報した。だが、その時点で既に死後2〜3時間は経っていたとみられる。被害者はトレーナー・ジーパン姿で室内の廊下から居間に体を投げ出すような形でうつぶせになり倒れていた。
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